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実装

使っていないスキルが、コンテキストを食っている

Claude Code v2.1.261(2026年9月4日)に /skill-doctor が入った。changelog の記述はこうである。

/skill-doctor を追加。読み込まれたスキルのうち、どれが使われずに終わっていて、コンテキストをどれだけ消費しているかを表示する。整理に使える。

何が問題だったのか

スキルは便利なので増える。増えたスキルは読み込まれた時点でコンテキストを占める。 使われなくても占める。

コンテキストは有限なので、これは置いてあるだけで費用が発生している状態になる。しかもその費用は、何かが遅くなったり精度が落ちたりという形でしか表に出ない。原因として疑う対象になりにくい。

/skill-doctor は、この見えなかったコストを数字にする。

あわせて入ったもの

同じ v2.1.261 で /output-style [name] が追加された。出力スタイルの一覧と切り替えができる。Remote Control 経由やクラウド・その他のヘッドレスセッションでも使える。

v2.1.265(9月8日)では --plugin-dir をプラグインの入ったフォルダに向けられるようになった。マニフェストを持つ子フォルダがそれぞれ読み込まれ、実行中に追加・削除された子フォルダも拾う。

VS Code では出力スタイルのメニューに「Build a custom style」のウォークスルーが入り、カスタムの出力スタイルファイルを書き出してその場で一覧に出す。

で、SEの実務ではどう使うか

チームでスキルを配り始めたら、定期的に測る対象になる。

配る側の発想では、スキルは「あると便利」なので足す方向に働く。減らす理由が可視化されていないと、減らない。 /skill-doctor は減らす側の根拠になる。

「遅い」「精度が落ちた」の切り分けに使える。 原因としてモデルやプロンプトを先に疑いがちだが、読み込まれているものが多すぎるだけの場合がある。測る手段があるなら、先に測るほうが速い。

--plugin-dir のフォルダ指定は、配布の形を変える。 これまで個別に指定していたものを、フォルダに置くだけで揃う。社内で共通のプラグイン群を配るなら、共有ディレクトリを1つ決めてそこに置くという運用が成立する。実行中の追加・削除を拾うので、更新のたびに再起動を求めなくてよい。

/output-style がヘッドレスで効くのは、CI やバッチでの出力を揃えられるということである。人が見る画面と、ログに残る出力の形を分けたい場面がある。

記述はすべて Claude Code の changelog に記載されているものである。

出典

  1. https://code.claude.com/docs/en/changelog