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実装

プラグインが「振る舞い」まで触れるようになった

Claude Code v2.1.287(2026年10月1日)に Claude Mods が入った。changelog の記述は短い。

Claude Mods を追加。プラグインがより深い振る舞いを変更できるようになった。

同時に、組み込みの mod が1つ入っている。

You should know を追加。別のエージェントが背後で見ていて、あなたや Claude が見落としたかもしれないことを指摘する組み込みの mod。

何が変わったのか

これまでプラグインが足せたのは、スキルやコマンドやMCPサーバといった部品だった。mod は動作そのものに入る。

直近の版で、mod が読み書きできるものが増えている。

  • turn.step フックの結果に serverToolUses(v2.1.290)
  • tool.check イベントに agentId(v2.1.290)
  • tool.check が読む問いと判定に ceiling — 組織がそのツールに要求する承認の水準(v2.1.290)
  • agent.spawn フックにワークフローエージェントが入り、mod が拒否できる(v2.1.292)

つまり mod は、どのエージェントが何のツールを使おうとしているかを見て、止められる。

で、SEの実務ではどう使うか

拡張の深さが変わると、審査の重さも変わる。

スキルを配るのと mod を配るのは、別の判断になる。スキルは「こう書いてある指示を読む」だが、mod は実行の流れに割り込む。 入れた mod が何をしているかは、スキルより読みにくい。

実務で決めることが3つある。

mod を誰が入れてよいか。 allowedProviders(v2.1.285)と同じく、管理設定で絞れるかを確認する。 同じ時期の修正に「ユーザーが入れた mod の承認が、管理対象マシンの deny ルールを超えていた」(v2.1.289)があり、ここは実際に綻びが出た場所である。

ceiling を使うかどうか。 組織がツールごとに要求する承認の水準を mod が読めるということは、組織の方針を mod 側で尊重させられるということでもある。自社で mod を書くなら、ここを見るように作ると方針が一箇所で済む。

「You should know」を入れるか。 別のエージェントが並走して見落としを拾う仕組みは、レビューの一部を自動化することになる。効果は期待できるが、見落としを拾う側が見落とした場合にどうなるかは変わらない。 人のレビューの代わりではなく、追加の網として扱うのが安全である。

稟議に書くなら「プラグインが動作そのものに割り込めるようになった。誰が入れてよいかを管理設定で決める」の2行になる。部品を足すだけの拡張とは、審査の性格が違う。

記述はすべて Claude Code の changelog に記載されているものである。

出典

  1. https://code.claude.com/docs/en/changelog